「叫びたい」
「叫びたい」
「叫びたい」
そのまま声に出すと、近所迷惑になるので、布団の中で声を抑えて獣のような声をあげていた。
幸い?にして一人暮らしだから、見る人もいない。
パートナーもいないから、突然電話が来る心配もない。
…愛される資格なんてないし、人を愛する勇気もない。
「変わっている」って言われたい。
『真面目だね』が嫌いだ。
真面目じゃないし。真面目な皮を被っている何かだ。
「叫びたい」
「叫びたい」
「叫びたい」
自分の身体にまた、傷をつけたら…救われるのか?
否。
傷をつけたことに対して後悔するはずだ。